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お彼岸に結婚式は縁起が悪くて非常識なの?招待状もダメなの?

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結婚を決めたものの、一番大変な問題は両家の顔合わせの日や、式の日取りを決めることだと思います。

特に、お彼岸の時期にはお祝いごとを慎んだほうが良いという風習がありますが、実際にお彼岸の時期に結婚式などをするのは縁起が悪いのでしょうか?

結婚式やその他、お祝いごととお彼岸の関係について紹介します。

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お彼岸の時期の結婚式は縁起が悪いの?

お彼岸の時期に挙げる結婚式は、本当に縁起が悪いかどうか気になりますよね?

結論を言う前に、気にかけといてほしいことがあります。

それは、結婚式などのお祝いごとは、お二人だけの問題ではなく家と家の問題でもあるということ。

そして、どうせなら皆さんから祝福して頂いたほうが良いということです。

ですので、縁起の良しあしだけで日程を決めるのではなく、最後まで読んで頂けましたら幸いです。

お彼岸に結婚式を挙げるのは縁起が悪いのか?

結論は

縁起は悪くありません!!

というか、本来お彼岸と結婚式は何の関係もありません。

殆どのカップルが挙げる挙式のスタイルとして、

  • キリスト教式
  • 神前式
  • 人前式

で挙げると思うのですが、キリスト教式は文字通りキリスト教、神前式は、神道ですよね。

それに対してお彼岸は、仏教の行事です。

式はキリスト教で挙げるのに、お彼岸の時期は縁起が悪い???
うーん、謎ですね。

普段、熱心な仏教徒でもない人に限って「縁起が悪い!!」と言いがちです(笑)

お彼岸って、お盆とは違い実は仏様は、こちら側(現世)には帰って来てないんです。まぁ、帰って来てないからどうなんだ?って話しは置いといて下さい(笑)

お盆とは?

お盆は、故人となった仏さまを家にお迎えし供養する時期です。お迎えの目印として提灯(迎え火)をあげ、お見送りのときにも送り火を焚きます。
8月16日に京都で行われる、五山の送り火はとても有名ですよね。

死んだ人の霊が家に帰って来ているから、その時期に結婚式を挙げると、縁起が悪いと、考えられているとかいないとか・・・

お彼岸とは?

一方、お彼岸とはあちら側(彼岸)にいるご先祖様のことをお墓参りなどをして偲び、わたしたちもあちら側に行けるように、修行する時期に当たります。

お彼岸の時期は、1年で2回あります。そして1回ずつの期間が7日間。お彼岸の始まりを、「彼岸入り」お彼岸の終わりを「彼岸明け」、真ん中の日(春分の日、秋分の日)が中日(ちゅにち)と呼ばれています。

春分の日や秋分の日は多少動きますがだいたい

春分の日 3月21日頃

秋分の日 9月22日頃

3日間ずつ6日を修行し、真ん中の中日にお墓参りに行くのが本来のお彼岸の過ごし方になります。

ただ、お彼岸の時期は故人を偲ぶ期間になりますので、身近な方に不幸があった年のはじめてのお彼岸の時期(初彼岸)にはお祝いごとを慎んだほうが良いです。

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お彼岸の時期に結婚式を挙げるのは非常識?

お彼岸の時期の結婚式を行うのは、決して縁起が悪くはないのですが、世間一般的には縁起が悪いとされています。

それどころか、お彼岸の時期にお祝いごとを行うことは、非常識と考えられている方が年配の方を中心に多いのが事実です。

たとえば、

誕生日のお祝い

結婚式

入籍日

引っ越し

お店の開店

なども、縁起が悪く非常識とされています。
婚約指輪の購入日ですら避けるべきだと考える人もおられます。

仏教の考え方というより、日本人特有の「ハレ」と「ケ」「ケガレ」の考え方が深く関係しているような気がします。

結婚や出産は「ハレ」の代表的なものですし、人の死は「ケガレ」の最たるものですしね。

ですので、わざわざ(ハレの)結婚式を(ケの)お彼岸にするのは、非常識だとされています。

お二人はともかく、年配の方からは親御さんが「非常識」だと思われる可能性は高いかもしれません。

「縁起」や「ハレ」「ケガレ」を持ちださなくとも、お彼岸の時期は、お墓参りに行き、故人を偲び感謝する期間です。

仏さまのことを後回しにして、ないがしろにするのは許されないと考えられる方々もいます。

何よりお彼岸の時期には法要やお墓参りに行く人が多いので、結婚式に参加しにくいといった面があります。

「法要やお墓参りがあるのに、結婚式に参加なんて・・・なんて非常識なんだ!!」

みたいな感じでしょうか。

お彼岸に結婚式への招待状を送るのもダメ?

お彼岸の時期には結婚式は避けたほうが賢明かもしれません。

ですが、結婚式の日取りではなく、結婚式の招待状ですらお彼岸やお盆に送るのも、縁起が悪く非常識だとされることもあります。

それほど、お祝いごとにケチがつくことをタブーと考えられているのですね。

お彼岸やお盆の時期に招待状を出すのであれば、消印の付く日をずらせば、問題を回避できます。

また、同様に引っ越しの日程がお彼岸の時期ならば、まずはお彼岸前に少しだけ(手に持てるぐらい)の荷物を運び入れれば、大丈夫です。

この日を「引っ越しの日」にしてしまうのです。
この日は、お彼岸に当たらないので、縁起や非常識とも関係ありません(笑)

あとは足りないものを運び入れる日として、お彼岸であろうとも引っ越しを無事に済ますことが出来ます。

まとめ

どうしても、お彼岸の時期にしか、挙式が出来ないならともかく、せっかくのお祝いごとですから、みなさんに気持ち良く祝福されたいですよね。

お彼岸の時期の結婚式を悪く言う人もいるかもしれませんが、それは裏を返せば、それほどお二人に幸せになってほしいと願っていることに他なりません。

ご両家の親御さんの意見も聴きながら、お二人でよく話し合って納得できる日を選んで下さいね。

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