夏の飲み物と言えば、熱中症対策にもなる麦茶ですよね。
毎日、たくさん麦茶を飲むので煮出し用のパックも大量に出ます。
まさか、そのまま捨ててません?実は、麦茶の煮出しした後のパックはいろいろな形で再利用できます。
また、賞味期限の切れた麦茶のパックも捨てるには忍びないです。
飲んでも大丈夫か?捨ててしまうか?
あいまいになりがちな賞味期限と消費期限の違いを解説します。
麦茶のティーパック再利用のアイデア
熱中症対策にも有効な麦茶。ノンカフェインなので妊婦さんから、赤ちゃんまで、安心して飲むことのできる優しい飲み物ですね。
お子さんが多いご家庭ですと、ペットボトルの麦茶を購入するよりティーバッグの水出し用や煮出し用のもので作るほうが経済的で、大量に作れて便利ですよのね。
ただ、毎回あの煮出し用のティーバッグを捨てるときに、使用後のティーパックを何か再利用できないかな?と思ったことはありませんか?
実は、麦茶のティーパックは再利用できる使い方がたくさんあります。
- 掃除
- 消臭剤
- 肥料
これだけの再利用の方法があります。
麦茶のティーパックの再利用 掃除編
麦茶の茶葉には、油を分解する成分がありますので、とくに油汚れを落とすのに効果を発揮します。
グリル周りの油汚れや油物のお皿やフライパンの使って下さい。
ただ、紙のパックが薄い場合は破れやすいので、やさしく使ってください。
乾燥させると、フライパンの油を吸収しやすくなりますので油を直接捨てなくて済みます。
また、シンクの三角コーナーや排水溝にもそのまま置いておくと、ぬめりを防ぐことができて大変便利です。
麦茶のティーパックの再利用 消臭編
麦茶のかすは乾かすと消臭剤として使えます。
乾かすときには、自然乾燥させてもよいですし、電子レンジで1分ほど温めますと、レンジ内の消臭もできて一石二鳥です。
使える場所
- 下駄箱
- 冷蔵庫
- 部屋
- ゴミ箱
肥料
麦茶の出がらしはいかにも肥料になりそうですが、そのまま土に撒いたり、まぜると虫が涌く原因になったり、土が痛んでしまいます。
肥料として使用するにはそれなりに手間がかかりますので、プランターの植物の土に混ぜるのはやめておいたほうが懸命です。
その他 お風呂編
緑茶などの出がらしですと、カテキンやポリフェノールの働きにより美容面での効果があるのですが、残念ながら麦茶は大麦ですので湯船に浸けてもほとんど効果はないです。少しぐらいならば、香りを楽しめると思いますが長時間だと、浴槽に色が移ってしまう可能性もあるので、おすすめしません。
麦茶の賞味期限切れのパックはどうする?
麦茶を1年中飲んでいる家庭では、あまりないでしょうが夏の暑い時期だけに麦茶を飲んでいますと、どうしても余ってしまい、忘れたころに水屋の奥から出てきて、ギョッとします(笑)
あっ、「水屋」って関西特有の言い方かもしれません。「みずや」と読みます。水屋とは、水を扱う台所全体や、食器類をしまっている棚のことです。
話がそれましたが、とにかく賞味期限の切れた麦茶は、どうしよう?ってことです。見なかったことにして、そのまま飲むか、捨てるかの岐路に立たされるわけです(笑)
わたしの場合、保管状態にもよりますけれど、正直1ヶ月程度の賞味期限なら躊躇なく使ってしまいます。
だいたい製造月日~賞味期限の1.5倍くらいなら問題ないような気もします。確かに開封されたものですと、風味は落ちますけれどね。
それでは、賞味期限が1年以上過ぎていたときにはどうするかと言いますかと、流石に口に入れるのは、わたしでも躊躇します(笑)
そんなときは、まずティーパックを開け茶葉の状態を確認してみて下さい。
あきらかに、変色していたりカビが生えていましたら、あきらめて捨てましょう。
「特に問題はなさそうだけど、口に入れるのは少し怖い」状態ですと、
先ほど、紹介したティーパックの再利用法をお試しになってください。
一番良い再利用の仕方は、消臭剤として使うことだと思います。
その際、お鍋やフライパンで乾煎り(からいり 「空煎り」とも)すれば、より香りが引き立ち、消臭剤として便利です。
乾煎りの仕方
メインで使っているお鍋ではなく、古くなって使わなくなった厚手の鍋を利用するのをおすすめします。
水や油を使わずに厚手の鍋を弱火にかけ、茶葉に含まれている余分な水分をとばして下さい。軽い焦げ目や、香ばしい香りが出てくれば終了です。
乾煎りした茶葉は、使い古したストッキングや、空き瓶に詰め消臭剤として再利用してください。
賞味期限と消費期限との違いは?
先ほど、賞味期限の切れた麦茶のパックの再利用の方法を紹介しましたが、賞味期限と消費期限の違いって、ご存知ですか?
よく似ていますが、全く意味が違いますので説明しますね。
賞味期限とは?
麦茶のパックは賞味期限ですよね。賞味期限とは主に日持ちのする物、ハムやソーセージ、缶詰などに表示されています。冷蔵保管や、常温保管での保存が基本となります。
期限内ですと、その食品を美味しく食べることが出来ます。
なので「味をほめることのできる期限」と覚えると良いでしょう。
賞味期限を過ぎても、すぐに食べられることが出来なくなるわけではありません。つまり、期限を過ぎても食べることができます。
実際には自分で判断しないといけません。見た目や匂い、舌で感じる違和感など五感を使うしかありません。昔ですと、ほとんどの家庭ではお母さんが、匂いや味見をして「これはまだ食べられる。これはもうダメ」など判断してくれてましたね。
消費期限
主に、ケーキ類や菓子パンなどの日持ちしない食品に表示されています。表示されている保存方法に従って保存されているときに、食べても安全な期限
です。
ですので、「消費しなければいけない期限」と覚えて下さい。
賞味期限と消費期限のまとめ
賞味期限、消費期限ともに、未開封状態で表示されている保存方法で保管されていることが前提となります。どちらとも、開封したときはなるべく早く食べることを推奨されています。
また、「冷蔵保管」の場合、冷蔵庫の温度は1℃~4℃が目安になります。
「常温保管」の常温とは、直射日光の当たらない湿気の少ない場所で15℃~25℃が目安になることも覚えといて下さい。
特に、冷蔵後の温度は設定温度ではなく、実際の冷蔵庫内の温度なので食品を詰め込みすぎていたり、扉の開閉回数が多くなれば、室温はあがってきますので注意して下さいね。
保存方法が書いていない場合は、常温保管になります。
まとめ
多少、賞味期限を過ぎても麦茶は飲めますが、やはり風味はどんどんなくなってきますので、賞味期限内にいただきましょう。
出がらしのパックは、お掃除や消臭剤に再利用して下さい。
というか、麦茶ってどこまでエコで優しい飲み物なんでしょう。
素晴らしいですね!
最後のさいごに言うのもなんなんですが、実はティーパックではなくティーバッグなんですね。普通に間違えて使っていました。