ゴーヤは栄養満点で暑い時期に食べたい食材ですが、どうしてもあの苦味が苦手という方が多いですよね。
小さいお子さんでも、ゴーヤを食べやすくする見分け方と苦くない下ごしらえの方法や保存方法を紹介します。
ゴーヤの苦い見分け方
ゴーヤは栄養素がとても多く、夏バテ予防にぴったりの食材でお子さんにも食べさせたいママさんも多いと思います。
だけど、どうしてもあの苦味がダメ!!と食べてくれないこともしばしば。
まずは、スーパーなどで苦くないゴーヤの見分け方を紹介します。
ゴーヤは産地によって苦味が違う?
ゴーヤと言えば沖縄ですが、沖縄以外にも主に九州で作られています。
産地別
沖縄 33%
宮崎 17%
鹿児島 15%
熊本 10%
主に、沖縄産の「あばしゴーヤ」という品種は九州産よりも苦味が少ないです。
あばしゴーヤの特徴は、丸マルと太ったずんぐりとした形です。
長さは20~30センチと割と短めですが太さが7~15センチと太いです。
逆に苦味が多いのは九州地方が産地のものです。沖縄産より少し細く長いのが特徴です。
ゴーヤと言う呼び名は本州でもポピュラーになっていますが、九州地方では主に、レイシと呼ばれており「長れいし」「太れいし」が代表的です。
最近のゴーヤは食べやすいように品種改良されていますが、九州産よりも沖縄産の方が苦味が少ないです。
色で苦味が違う?
ゴーヤは緑色が濃い方が苦味が増します。どうしても苦いのが苦手な場合は、色が薄く少し黄色っぽくなっている方が苦味は少ないです。
ただし、濃い緑でなく黄色くなっているものは育ちすぎで新鮮さは劣ります。ゴーヤは若い方が鮮やかな緑で、また苦いものが多いです。またイボが大きいほうが苦味は少ないです。
おいしいゴーヤの選び方
苦味を少ないゴーヤを選ぶのもありですが、実はあの苦味こそ栄養素が高いポイントなんです。
ですので、できることなら鮮度の良いおいしいゴーヤを選んでほしいね。
- ゴーヤの色が均一でしっかりとしている
- イボイボの突起がつぶれていない
- 持ってみて、ずっしりとしている
ゴーヤの苦くない下ごしらえの方法
まずは、基本的な下ごしらえの方法から
ゴーヤの基本的な下ごしらえ
- 縦半分に切ります
- スプーンで種と綿を掬い取ります
- 半月状に切りわけます
苦味を抑える下ごしらえ
スライスしたゴーヤを塩で揉みます。より苦味を減らしたいときは、塩の倍の量の砂糖をふりかけ揉みます。
その後、水を張ったボールに30分ほど浸け置きします。
まだ苦い場合は、水に浸ける時間を長くしたり沸騰したお湯で30秒ほど茹でで下さい。
スライスする厚さは薄い方が苦味が感じにくくなります。
ゴーヤの苦味は中の綿とも言われていますが、皮の凹凸部分のイボイボに苦味成分が多く含まれています。
なのでこのイボをピューラーなどで切り落とすと苦味が少なくなります。
苦味を抑えるまとめ
薄くスライスする
イボイボを取る
塩と砂糖で揉む
水に浸け置きする
さっと熱湯で茹でる
また、調理する際に熱を加える時間が長いとゴーヤ特有のシャキシャキ感は減りますが、苦味は減ります。
ゴーヤの保存方法は冷凍で?
最近では、ゴーヤで日除けのためのグリーンカーテンを作っている方も多く夏の時期になると、おすそ分けがあったりします(笑)
せっかく貰ったゴーヤを無駄にしないように、保存方法を紹介します。
保存方法あれこれ
1本まるごとそのままなら:2~3日
種・綿を取ったものなら:1週間ほど
冷凍なら:1~2か月
今回は、一番長期保存できる冷凍での保存方法を紹介します。
ゴーヤを冷凍保存する方法
ゴーヤは種と綿の部分から痛んでくるので、下ごしらえと同様にスプーンで種と綿を取り除きます。
半月状にスライスしてものを、ジップロックに入れ冷凍保存するだけです。ジップロックに入れるときには水気を完全にとり、空気を抜きながら、なるべく重ならないように入れるのがポイントです。
ちなみに、はじめにゴーヤを洗った以外には塩もみなどはしません。
洗って、スライスし水気を切った状態でジップロックに入れます。
塩を掛けて保存したほうが良いとの意見もありますが、基本的に塩をゴーヤにかけると水分が出てくるので、保存にはあまり適していません。
完全に水気を取らないと、ゴーヤがブヨブヨになってしまいますのでご注意を。
まとめ
ゴーヤが苦いのは確かに食べにくくて、苦手な人も多いと思いますが、苦味成分に多くの栄養素が含まれているのも事実なんです。
ですので、水に浸ける時間が長くなったりすると、その分栄養素が抜ける量も多いので注意して下さいね。
少しずつ、水に浸ける時間などを調整してご家庭に合う苦さを見つけることが出来ると良いですね!!