2016年3月9日水曜日に日本で約4年ぶりに
日食が見られます。
今回の日食は部分日食でありますが
次に日本で見られる日食は2019年1月6日になりますので
約3年間は日本での日食は見れません。
南の沖縄から太陽が月に隠れるのがはじまります。
時刻は9時半頃から
そこで、日食を安全に見る方法も含めて紹介していきたいと
思います。
日食グラスの作り方!?
私が小さい頃はガラスを煤であぶり黒くしたものや、
黒い下敷き、CDを使って日食を観察したものですが、
実は今では、専門的な知識のない人間による
日食グラス、サングラスの自作はしないように
警告されてます。
たとえ黒い遮蔽物で太陽の光(可視光線)が
軽減されてたとしても、目にとって悪い見えない
(感じない)不可視光線までは防ぐことができないからです。
ですので、自作での日食グラスやサングラスの作り方は
推奨しません。
前回の日食では、溶接用の遮光面を付けた女の子二人の
写真がネットでかわいいと評判になりました。
姉妹仲良くお面をかざしている姿は
とってもほっこりしました(*´∇`*)
ただ、これも正しい知識を持った上での使用ではないと、
大変危険です。
ですので、専門的な知識を持っていない方は
日食グラス・日食メガネを購入したほうがいいです。
価格は約1000円くらいです。
日食グラスは正しく使う
いくら日食グラスを通して見てるからといっても、
太陽の光は強烈です。
- 長くとも30秒に一度は視線を外す
- グラスを付けた状態で、双眼鏡や望遠鏡を覗かない
- またその逆で、双眼鏡などに日食グラスを当て覗かない
太陽を観測するには、必ず専用のグラス・メガネで
正しい方法で使用して下さいね。
最悪の場合、失明してしまいます。
また、万が一太陽を直視して異常を感じたら
病院に行って下さい。
今回の日食は部分日食ですが、
めったにない皆既日食や、金環日食などのときは
多くの方が、日食グラスを買い求めるので
売り切れの可能性もあります。
そのようなときは、本屋さんで子供用の科学雑誌の
付録なので日食グラスを手に入れることが
できるかもしれません。
しかし、日食グラスが手に入らなかったときでも、
安全に日食の様子を楽しめる方法があります。
日食の安全な見方
まずは、ピンホール投影で太陽の欠けた状態を
観察することができます。
ピンホール(針孔)投影とは、ピンホールカメラの
原理と同じです。
少し厚手の紙を用意します。
または、スーパーなどの食品トレイ(発泡スチロールのお皿)に
コンパスを使って穴を開けます。
たくさん開けたほうが、より楽しめます。
穴は必ず少し離し独立した状態で開けて下さい。
コンパスで開けた穴をから光を取り込み、
向こう側に影が映し出されます。
映し出される先は地面や壁でいいのですが、
その際に白い紙などで背景をつくってあげると
より、欠けた太陽の影がはっきり見えます。
でも、もっと手軽に安全な見方、観測できる方法が
あります。
それは、木の葉っぱのこぼれみを利用する見方です。
ちょうど、葉っぱと葉っぱの隙間がピンホールの作用により
地面に欠けた太陽の影が映し出されます。
ピンホール投影を利用するときも太陽の光を
直視しないように気をつけて下さい。
スマホで日食を撮影できる?
安全な見方で日食を見ることができると
やっぱり、記念に写真を撮りたくなりますよね。
最近は、デジカメで写真を撮るより、お手軽にスマホで
写真を撮る方のほうが多いですよね。
めったに訪れない日食ですので、スマホで写真を
撮っておこうと思うのも当然なのですが
日食グラスを自作しては危ないのと同様に
素人によるスマホでの撮影は、とても危険です。
スマホを覗かずに撮ったとしても、スマホ側のセンサーが
故障するケースもあるみたいです。
残念ですが、特殊な機器を用意しないと
写真を撮ることは大変危険なので、止めたほうがいいです。
写真を撮るなら、ピンホール投影で映った
欠けた状態の太陽の影を撮影しましょう。
まとめ
日食は必ず、専用のメガネで見る。
スマホなどで写真を撮るのも危険。
太陽の光を直視すると最悪、失明の可能性もある。
特に、小さいお子さんを持つお母様は
気を付けてあげて下さいね。
最後に今後日本で見られる日食を紹介します。
部分日食
2016年 3月9日
2019年 1月6日
金環日食
2030年6月1日
皆既日食
2035年9月2日
当日が晴れるといいですね!!