小さいときから慣れ親しんでいる七夕さま。
今までは準備される側だったので、疑問に思いませんでしたが、
いざ、自分が準備する側になったときに七夕について
何も知らなかったことばかりでした。
今回は、そんな方たちに七夕飾りの期間や笹の入手方法や後始末の方法を
調べてまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。
七夕飾りの期間は?
夏の風物詩としてよく見かける七夕の飾り付け。
商店街やマンションの入り口などでよく見かけるようになりました。
なんとなく、7月頃から目にするように感じますが、一体いつ頃から飾り付けを行い
いつ頃後片付けをするものなのでしょうか?
伝統的な習慣
古来からの風習としましては、自宅の軒下や玄関に7月6日の夜に
飾り付けをしたものを出し7月7日の夜には、片づける一夜飾りが基本となっています。
そして、その夜には川に流すというのが伝統的な習慣となっています。
全国的にも有名な三重県津市の岩田川で行われる、七夕笹流しは
毎年、7月7日の午後4時半から午後8時ごろまで行われています。
川に七夕の笹を流す意味ですが、七夕飾りに付いた厄や穢れを
神様に持ち帰って頂く意味があります。
現在の習慣
ただ、せっかく作った七夕の飾りつけを6日から7日までしか
楽しめないのは、残念ですよね。
昨今では1週間前ぐらいから飾り初め、7日の夜には片づけるのが
一般的になっているようです。
とはいっても、やはり縁起物ですので7日の夜には後片付けを
済ますのがよろしいのではないでしょうか?
七夕飾りで笹がない場合の入手方法は?
実際には1週間前から飾り付けをはじめる七夕の飾りつけですが
ご近所に運よく竹藪があり、拝借できれば良いのですが
都心などに住まれていると案外、笹の入手も難しいですよね。
なので笹の入手方法をいくつかご紹介します。
笹の入手方法
- 役場などで聞いてみる
- 神社やお寺に確認してみる
- ホームセンターやお花屋さんで購入する
- ネットで購入する
笹の扱いの注意点
笹を準備する上で気を付けてほしいことがあります。
それは本物の笹は、水の吸い上げの力が強いので、切ってしまうと
すぐに、変色することです。
そのため、生け花などでも笹を使うには困難で、
変色を抑えるためにはかなりの準備と対策が必要になります。
なので、変色を抑えることよりも自然な笹の風情を
楽しまれることをオススメいたします。
また、直前に新鮮な笹を用意できればいいのですが、購入する場合には
売り切れ等もありますので、事前にお店に入手時期や予約方法を確認しといて下さいね。
七夕飾りの処分の仕方
本来ならば飾り終えた七夕飾りは、川や海に流すのが伝統的な風習
ですが、近年は環境の問題から川へ流すことを自粛・禁止していることが
ほとんどだと思います。
地方によってはご自宅の庭で燃やすこともできるでしょうが
なかなか難しいケースもあるかと思います。
そこで、笹や短冊の処分の仕方、後片付けの方法を紹介します。
可能であれば、お近くの神社でお寺でお焚き上げ(おたきあげ)
して頂くのがいいと思います。
お焚き上げとは
お正月に使われた松飾りやしめ縄や書初めなどを、小正月(1月15日)に燃やす行事のことを、
「どんど焼き」(地方によって若干呼び方が違います)と言いますが
どんど焼きは「お焚き上げ」の一種です。
ただし、神社などでお焚き上げをして頂くにも費用が掛かりますし
環境問題から、お焚き上げを控えているところも多いです。
なので、実際には可燃ゴミに出すことが一般的なのですが、
無造作にゴミに出すのも少し気が引けてしまいますよね。
以前、神社で神主さんに相談したところ、
とても良い方法を教えて頂きました。
まず、お飾りにきちんとお礼を伝えて
白い紙(半紙など)に包んで処理をする。
白い紙に包むことは、清めや浄化を意味するそうです。
本来、願いを書いた短冊も、処理するのが正しいのでしょうけど
お子さんの成長の証として、アルバムで整理してもいいですね。
まとめ
子供の頃から慣れ親しんでいた七夕ですが、長い伝統を守りつつも
その風習も少しずつ変化しました。
今後もこの素敵な風習を大事にしていきたいですね。