せっかくの潮干狩りで採った貝は安全で新鮮さを保ったまま家に持ち帰りたいですよね。
でも、せっかくのお出かけですから潮干狩りの帰りに温泉に立ち寄ってゆっくり過ごしたり、ご飯を食べに行ったりすることもあると思います。
そんなときでも長時間、アサリをなるたけ新鮮に持ち帰る方法とその後の保存期間を紹介します。
潮干狩りの持ち帰りのコツ
まず潮干狩りで採ったアサリなどの貝を持ち帰るためのコツや手順を紹介しますね。持ち帰りにはバケツやビニール袋でも大丈夫ですが、やはり暑い時期に持って帰るにはクーラーボックスが必要になります。
持ち帰りの前に、アサリを真水で2~3個ずつこするように洗って下さい。真水で洗うことによって殻に付いている菌を落とすことができます。またアサリは真水が嫌いなので、口をギュッと閉じますがこれにより鮮度が保たれ、寿命も長くなります。
腸炎ビブリオになってしまったらとても辛いので、アサリは海水ではなく、水道水(真水)で洗うこと!
持って帰るときにやってはいけないこと
真水に浸ける
アサリは海の砂場で生きている生き物ですので、真水に入れて持って帰るのはダメです。洗うくらいなら真水でも大丈夫です。
温度に弱い
特に夏場など暑い時期には容器の中を10~20℃くらいに保ちましょう。必要に応じてペットボトルを凍らせたものを入れたり、保冷剤を利用して下さい。
振動に弱い
長時間の揺れは、アサリの体力を消耗しますのでなるだけ静かに揺らさないように持ち帰って下さい。
潮干狩りの持ち帰りが長時間の場合は?
例えばご自宅が海に近く時間が掛からない場合は、洗ったアサリを湿らした新聞紙で包み、ビニール袋で持ち帰ることもできます。
ですが、潮干狩りの後の帰り道で渋滞したり、温泉に立ち寄ったりご飯を食べて長時間の移動になるときもあると思います。
そのような長時間掛かる場合のアサリの持ち帰り方を紹介します。
海水に浸ける? 浸けない?
アサリを持ち帰る場合、よく知られている方法にクーラーボックスに海水を入れ持ち帰る方法があります。
この方法の利点はクーラーボックスの底にすのこなどを敷き、帰り道の時間を使って同時に砂出しが出来る点です。
この場合の注意点は
海水を入れすぎない
完全にアサリが隠れるくらいまで海水を入れるのではなく、ひたひたに浸かるぐらいの量にして下さい。
もちろん、暑い時期には凍らしたペットボトルや保冷剤で温度を適切に保って下さい。
容器は前もって綺麗に洗っておく
入れる容器に洗った後の洗剤が残っていると貝は死んでしまいますので、入念にすすぎをした容器を使用して下さい。
ですが持ち帰りに長時間かかる場合は海水に浸す持ち帰り方法ではなく、洗ったアサリを水に浸した新聞紙で包み、クーラーボックスに保管する方法が適しています。こちらも温度管理はきちんとして下さいね。アサリは暑さに弱いですから。
また、衛生的にも長時間アサリを海水に浸しておくのも少なからずリスクはありますので、やはり湿らした新聞紙で包んで持ち帰る方が良いと思います。(腸炎ビブリオは熱に弱いのできちんと加熱処理をすれば、問題ありません。)
まとめ
アサリを長時間、クーラーボックスなどに保存する場合は海水に浸けて持ち帰るのではなく、湿らした新聞紙で包み適切な温度で持ち帰る方法が良いと思います。
潮干狩り砂抜き後の保存の期間
家に持ち帰ったアサリは、砂抜きをしなければいけません。
砂抜きの方法は、アサリを調理した経験のある人が多いと思いますので、砂抜きの方法は今後別の記事で紹介したいと思います。
今回は、砂抜きした後のアサリの保存期間を紹介します。保存期間がわかれば、大量(大漁)のアサリをゲットしたときも安心ですね。
保存期間はいつまで?
暑い時期は砂抜きの時間も含めて数時間程度で調理した方が良いです。ですので砂抜きをしたら基本的には冷蔵保存して下さい。
冷蔵保存した保存期間は?
2日から3日程度持つと思いますができればすぐに食べたほうが良いですね。
冷凍保存した保存期間は?
冷凍すれば、2か月程度はもつでしょうが、風味などのことを考えると1か月程度を目安に保存し調理したほうが良いと思います。
まとめ
冷蔵保存する場合も冷凍保存する場合も、ジブロックに入れて保存して下さい。水気はふき取り空気はなるべく抜いた方が長持ちします。
最後に
今回はアサリを長時間なるだけ新鮮な状態で持ち帰る方法を紹介しました。一番のポイントは採った後の持ち帰りの前に、しっかりと水道水(真水)で貝の表面を洗うことが大切だと思います。
また、あさりは暑さにとても弱いので、容器の中の温度管理は適切に行って下さいね。
冷凍保存以外は、なるべく早く調理して下さいね。
ご参考になれば幸いです。