家族で出かけた潮干狩り、大量にあさりが採れて子供も大喜び。
でもこんなに採っても食べれない?って困ったことはありませんか?
正しく下処理をして冷凍保存すれば、1カ月以上は持ちますので、ご近所さんへのお裾分けも大丈夫です!
あさりの冷凍保存と解凍の方法。口を開けない貝はどうすればいいのかを紹介します。
潮干狩りで採ったあさりの冷凍保存の仕方
潮干狩りで採ったあさりの冷凍保存の方法は、とても簡単です。もちろん、スーパーで買ったあさりでも方法は同じです。
冷凍保存の前に大事なことはしっかりと砂抜きを行わないといけないことです。
スーパーで買ったあさりには砂抜きしたものが多いですが、砂出しが甘いこともありますので砂抜きすることをオススメします。
あさりが死んでからでは砂抜きは出来ません。
砂抜きの方法は、こちらで解説していますのであやふやな方は先にこちらを読んで下さい。
あさり冷凍保存の仕方
砂抜きが終わったあさりは、よく洗い塩抜きをして下さいね。
塩抜きが終わったらキッチンペーパーなどで水気を拭き取りジップロックに入れ冷凍庫に入れて終わりです。
ジップロックに入れる際には出来るだけ空気を抜きながら、平らに入れます。
急速冷凍するのがベストなのですが、家庭用の冷凍庫では難しいでしょうから、冷凍室に入れたらなるべく開け閉めしないようにしましょう。
水ごと凍らす
あさりの旨味を残し、身も縮こまない冷凍の方法として、ジップロックにあさりと一緒に水も入れて凍らす方法もあります。
お味噌汁に使う時には便利なのですが、我が家の冷凍庫には余分なスペースがなかなか空かないので、このやり方はあまりやっていません。
水は真水(水道水)で大丈夫です。
どうしても水が入る分、かさばるのがネックですね。
あさりの解凍方法
あさりを調理するときの解凍方法なのですが、必ず凍ったままで調理して下さい。
自然解凍や、使い始めるまで冷蔵庫に入れて保管しておくのもダメです。直前まで冷凍状態を保って下さい。
また熱を加えるときには弱火でなく、強火で一気に熱を加えるほうが良いです。
お湯の中に入れるときも、必ず沸いている状態でそのまま解凍して下さい。多くのあさりを入れると、その分温度は下がりますので注意して下さい。
あさりを解凍しても口を開かないときは?
最初に結論を言いますと
閉じたままの貝は食べない方が良いです。
たとえ、熱処理をしてもです。
あさりを調理出来たかどうかの判断基準は一般的には、「ぱかっと貝の口が開いた状態」と言われています。
でも、調理しても貝が開かないときもありますよね?
昔から「閉じた貝は食べたらダメ」と言われています。いわゆるおばあちゃんの知恵ですが、やはり加熱しても開かない貝は食べない方がいいです。
あさりの口が開かないとしてよく聞かれるのが、「あさりが死んでるから」というものです。
正確には、調理する前から「死んでた」ので貝の口が開かないとされてることです。
実は調理したときに貝の口が開く、開かないは貝が死んでるかどうかは、関係ありません。というのも、冷凍保存されたあさりはその前提として、既に死んでますから(笑)
そうではなく、保存される前の状態に問題があります。
冷凍する前に既に死んでたあさりは加熱により、身の縮みも少ないです。なので、貝柱が貝殻から離れずに口を開かないままになります。
逆に、鮮度がよく凍らす前まで生きていたあさりは、加熱により身がとても縮みので貝殻から貝柱が離れ、「ぱかっと」口が開くのです。
つまり、あさりが死んでいるかどうかは持って帰ってきたときに真水で洗ったときの状態を見るのが一番です。
あさりは真水が苦手なので、洗ったときに貝の蓋を閉めます。閉じないあさりは、弱っているか死んでいるかになります。
また、調理中に死んでる貝が混じっていますと味も変になります。水で洗うのと加熱でたいていの菌は取り除くこともできますが、貝に当たると、とても苦しいので取り除くことが賢明です。
まとめ
潮干狩りで、あさりをゲットしたら元気なまま持ち帰り、きちんと砂出しをして、新鮮なまま冷凍保存するのが鉄則です。
大漁のあさりも、小分けにして冷凍状態でおすそ分けをすれば、ご近所の方にも喜ばれます。
こちらも参考にしてみて下さいね。