四季折々の行事や暮らしを豊かにする情報を紹介します

四季折々ものがたり

生活の知恵

マンションでグリーンカーテン効果?初心者お勧めの作り方と時期

投稿日:

節電も大切ですが本当に暑い日にはエアコンを使わないと、熱中症になってしまいますよね。
エアコンを使う場合でも、そもそも部屋の温度が高いと効きが悪く、電気代も余計にかかってしまいます。

また、なるべくならエアコンを使わずにエコに過ごそうとするならなお更のこと部屋に入る熱を少しでも下げないといけません。

今回はマンションのベランダにグリーンカーテン(緑のカーテン)を作って本当に効果があるのかどうか?作りかたなどを初心者の方向けに紹介します。

スポンサーリンク

マンションでグリーンカーテンの効果は?

日本では古くからすだれやよしずを使ってきましたように、直射日光を防ぐことができる植物で作るグリーンカーテンにももちろん効果があります。

グリーンカーテンとは?

グリーンカーテンとは、縦によく伸びるツル科の植物を窓の外や外壁に這わしたネットに絡ませることにより、夏の熱い日差しを防ぎ室内に入る熱を下げるものとして節電効果も高く、最近注目を浴びています。緑のカーテンとも呼ばれています。

特に有名なものは、阪神タイガースの本拠地、高校野球の行われる甲子園ですね。あそこまでツルで覆わなくても、窓だけでも緑のカーテンをすることによって、効果が見込めます。

本来なら窓の外に大きなよしずを立てかけることが出来ればよいのですが、マンションのベランダなど特に限られたスペースでは、窓の外にグリーンカーテンを上手に這わせることで部屋に入ってくる熱を防ぐことができます。

グリーンカーテンの原理は?

直接、日差しを遮る効果が高いのですが、実は植物は土や葉っぱから水を蒸発させており、気化熱を奪うことで植物自ら温度を下げる効果も期待できます。

たとえば、日差しが強い夏の日であっても森の中に入るとひんやりして涼しく感じた経験をしたことはないでしょうか?グリーンカーテンでは、あれほどの効果は期待できないでしょうが、少なからず同様の効果が期待できます。

効果は?

グリーンカーテンの外側の温度と、内側のベランダの温度を計測したところ気温が高い日になればなるほど、その差が大きくでます。びっちり緑のカーテンで覆うことが出来た場合、外側の温度と内側の温度の差の平均は約10℃という結果も出ています!

これは外側の葉の表面近くの温度差なので、実際には外の気温との差は4℃ぐらいになります。

エアコンを使わない夏前の時期でも、かなり熱を防いでくれますし、エアコンをフル回転させる暑い時期でも、これほど温度の差を作ることが出来れば、効率よくエアコンが効きますので、相当電気代も下げることが出来ますね!

グリーンカーテン初心者にお勧めな植物は?

asagao00

ガーデナーもといベランダー初心者でも簡単に育てることのできる代表的な植物を紹介します。

スポンサーリンク

見て楽しめるもの

西洋アサガオ(西洋朝顔)
日本アサガオ(日本朝顔)
フウセンガズラ(風船蔓)
ユウガオ(夕顔)

食べることができるもの

ゴーヤ
ササゲ
キュウリ

その他

ヘチマ(糸瓜)
ヒョウタン(瓢箪)

植物まとめ

これらが成長が早く比較的簡単に育てられる植物になります。
葉が大きい植物だとそれだけ熱を遮断し日蔭を作ることができますが、反面部屋の中が暗くなります。

一番日蔭の効果が期待できる植物は

ヘチマです。

比較的、柔らかな日差しを取り入れる植物は

ゴーヤです。

その中間が

きゅうりとなります。

へちま

きゅうり

ゴーヤ

の順に日差しを遮ることが出来ます。

個人的におすすめするのは、食べることの出来るゴーヤを中心に育て、目で涼しさを感じることができるアサガオを育てるのが良いと思います。

グリーンカーテンの作り方と時期は?

グリーンカーテンに使われることが非常に多いゴーヤの育て方について紹介します。

育てる時期

ゴーヤを育てるには約2か月かかります。8月~9月にある程度グリーンカーテンを完成させようとすると逆算して5月下旬ごろから栽培していかないといけません。

タネから育てるのも良いのですが、初心者の方は苗から育てたほうが簡単になります。

他の植物でもタネを撒く時期は、ほとんど同じで5月から6月下旬までになります。

必要な物

100円~

はじめは、タネではなく苗から育てたほうが簡単です。
茎が太く葉の大きいものを選ぶと良いです。プランター1個に2つから3つ植えます。

プランター

600円~

横長のプラスチック製の植木鉢です。ゴーヤは根が下に伸びますのでなるべく深さがあるものが良いです。1つに2~3個苗を植えます。底に鉢底ネット付のものを買えば、プランターの底に詰める軽石が必要なくなるので便利です。20リットル以上が必要です。

すのこ

ベランダに直接プランターを置くとまともに熱を受けますので、下にすのこを敷いたほうが良いです。レンガなどで浮かしても大丈夫です。

野菜用の培養土

1000円~

苗を植えるときには土をある程度ほぐしてやると育ちが良くなります。

ネット

600円~

支柱があったほうが見栄えが良いですが、なくてもネットさえ吊るせばどんどんツルが巻き付いていきますの大丈夫です。ご自宅のベランダにあわせて支柱が必要か判断して下さい。

肥料

500円~

液体の肥料が使いやすく便利です。ハイポネックスという肥料が一番メジャーです。

必要物のまとめ

最近では100均でもガーデニングに使えるものがたくさん揃っていますので、ホームセンターに寄る前に一度覗いてみることをおすすめします。

まとめ

グリーンカーテンを作ったとしても、劇的には温度を下げることは出来ませんが、節電にもつながりますし、何より植物を育てるという楽しみが、体験できます。

ゴーヤは花も咲きますし夏バテにも良く効く実(ゴーヤ)も食べられます。手作りのものはかなり苦味がありますが、またそれもオツなものです。

節電だけでなく、植物を育てる楽しみ、食べる楽しみ、涼を楽しむことの出来る、緑のカーテン作りに挑戦してみて下さい。

スポンサーリンク

-生活の知恵
-,

Copyright© 四季折々ものがたり , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.