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犬のサマーカットは危険?注意する点は?デメリットとメリット

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先日、街を歩いているとモヒカン刈りのトイプードルに出会いました。しかもその子は頭だけでなく背中もモヒカン姿に。頭から続く馬のようなたてがみが背中まで(笑)首周りの毛を残し、体の部分は短くするライオンスタイルは見たことがあるのですか、馬タイプは初めて見ました。

笑っちゃいましたけど、結構可愛かったです。

今回は犬のサマーカットについて紹介します。
サマーカットについては賛否両論色んな意見があるので、是非参考にしてみて下さい。

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犬のサマーカットは危険?

夏が近づいてくると、サマーカットしているワンちゃんを良く見かけるようになります。

私の近所でよく見かけるのはレトリバー、ポメラニアン、ダックスフンド、トイプードルがサマーカットされています。

私のワンちゃんが通っているヘアサロンでも夏場近くになると、当然のように「サマーカットにしますか?」と聞かれます。

ですが、反対にしつけ本や犬関連の雑誌ではサマーカットにはやや否定的な意見が最近多いように思います。

また以前にはテレビで犬のサマーカットは危険という意見が紹介されて反響を呼びました。

危険というか否定的な意見で多いのは、そもそも犬の被毛は太陽の紫外線や熱を防ぐもので、短くしても犬は感じるほど温度は変わらないとのこと。
断熱効果もあるので短くすると、直射日光が直接肌に当たるので危険という意見が多いです。

いつも犬の情報を調べてて思うのですが、犬に関する情報はネットも含め膨大にあるのに、ほとんどのものが科学的根拠が示されておらず、一般の飼い主さんはその情報に振り回されて疲れ果てている感じがします。

今回のサマーカットも随分調べましたが、実際に温度など測って実証しているデータは、ほぼありませんでした。唯一あったのが、オーストラリアの羊のデータでした。

オーストラリアで気温38度の快晴な気候のなか、羊の体温はどのくらいか?というものです。
羊の毛の厚さは約8センチあったそうですが、その時の体温は42度とほぼ平均的な体温だったらしいです。

なので、被毛が断熱効果を生み出し体温をコントロールしてるというわけです。

ですが、ですが!!

現在の日本の羊は品種改良され毛が自然に抜けないので、熱中症対策として暑い夏前に、具体的には5月中旬までには毛を刈り取ります。やはり毛が多いと、熱さで体力を消耗するそうです。

逆に真夏に刈り取らないのは、直射日光から肌を守るために、毛を少し伸びた状態にするためだそうです。

このことから、極端なサマーカットでは夏の時期の気温や熱を被毛で防げないので、ほどほどな短さでカットする必要があると思います。

サマーカットの注意点

話しを戻しますが、サマーカットの否定的な意見で一番多いのが、直射日光による熱や紫外線の皮膚に対する危険性の高さです。

しかし現実として特に、都心部では多くのワンちゃんが今では室内で飼われており、夏の散歩の時間も日差しが強くない時間帯が推奨されています。

ですから、直射日光による熱や紫外線についてはそこまで、心配する必要もないと個人的には思ってます。

熱や紫外線に対しては、クール機能を持つ服を着せればある程度対策が出来ます。

なので、地肌が見えたり、肌が赤くなるほど極端に短く刈らなければいいのではないのでしょうか?

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注意点としては、お腹の部分は元から毛が少ないので、この場所を短くするとアスファルトからの輻射熱で熱中症になる危険性があります。ですからお腹の部分はなるたけ毛を残したほうが良いです。

実は、数年前まではお腹の部分こそ毛を短くしなさいという意見もありました。今とは真逆ですね。

もし、サマーカットをするなら皮膚が見えるくらいまでの短いカットはしないことと、お腹の毛は残してあげることに注意して下さい。

犬のサマーカットのデメリットとメリット

まず、デメリットについて説明します。

サマーカットによるデメリット

  • 被毛での保護機能が少なくなる
  • 被毛での保護機能とは、直射日光の熱や紫外線から守ることです。
    また、皮膚が傷つきやすいことと虫に刺されやすくなる可能性も増えます。

  • 元のような被毛に戻らないことがある
  • サマーカットにする際にバリカンを使用しますと、元のような毛並に戻らないリスクがあるということです。ハサミでのカットだとあまり影響がないみたいです。ただ、私が通っているヘアサロンでは、ハサミオンリーでのカットなら通常のカット代より高くなります。

ホルモンのバランスが崩れて毛質が変わり以前のような毛並に戻らないという説もありますが、原典となる科学的根拠は見つけられませんでした。

サマーカットによるメリット

  • 毛玉防止
  • 手入れがしやすくなる
  • おしゃれが出来る

毛が短くなることにより、見た目もすっきりしますしお手入れが簡単になります。
また、アレルギー持ちの方がいる家庭ではそもそも毛を短くされていることが多いです。

長い毛のときも、被毛が美しく毛並が良いと優雅でかわいらしく見えますが、デザインされたサマーカットもかわいいものがたくさんあります。
ウチの近所のポメラニアンは夏場になると、豆芝カットにされるのですが、とてもかわいいです。

まとめ

私は犬を飼いはじめのころ、「絶対に、利口なワンちゃんにしつける!」と勝手に意気込んで犬の育児書やしつけ本、トレーナーの本、犬の行動学に関する本など海外の本を含めて30冊以上読み込んで勉強しました。

ですが、時代によって解釈が変わったり何の科学的根拠もなく説明されているものがほとんどでした(笑)
特に、犬のしつけ方法に関しては個々のトレーナーの経験が色濃く反映されているので、たくさんの方法論があり、混乱もしましたし何よりとても疲れました。

その結果、たどりついた結論は、

人を咬んだり、むやみに吠えて迷惑をかけなければ結構アバウトでもいいんじゃないの?となりました(笑)

サマーカットについても、私の考えは同じです。

結構アバウトな感じで夏場は、熱中症対策をしながらサマーカットをして見た目の変化を楽しんでいます。

被毛が熱や紫外線から守っているのも事実でしょうし、毛を短くすることで、実際ワンちゃんが「はぁはぁ」と舌を出すことが少なくなるというのも、事実だと思います。
また、バリカンで刈り込むことにより毛の質が変わるという飼い主さんの意見も多いです。

大切なことは、実際にご自分のワンちゃんをよく観察して様子を見ながら、試すことではないのでしょうか。
極端なサマーカットには反対ですが、適度の長さなら大丈夫だと思っています。それよりも大事なことは、熱中症対策をきちんとしてあげることだと思います。

ご参考になれば幸いです。

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