ゴールデンウィークや夏休みに犬と一緒に車で旅行をしたいけど、どれくらいの時間なら犬を車に乗せても大丈夫か心配ですよね?
今回は車での旅行などで犬を長時間乗せる場所や車内の暑さ対策について紹介します。
犬を車に長時間乗せても大丈夫?
前提として、犬が車でのドライブに慣れていることが条件になりますが、適切に休憩を取り様子を見ながらでしたら、4時間~8時間程度でしたら問題ないと思います。
私も何度か犬と一緒に長時間ドライブをしたことがありますが、流石に8時間以上の移動はしたことがありません(笑)
ですが、休憩を取りつつ8時間程度の移動でしたら、車から降ろしても元気いっぱいです。
長時間の車での移動は人間でもストレスになります。なので犬にも大変なストレスになります。特に、夏場での移動でしたら、涼しい時間帯で渋滞などに巻き込まれない、夜中や朝方の出発をおすすめします。
少しでも犬のストレスを少なくなる方法を取って下さいね。
ドライブ前の注意点
エサは最低でも2~3時間前には済ませましょう。満腹でも、空きっ腹でも車酔いの原因になります。車の中ではおやつも控えた方が良いです。
また、事前に散歩などをしてトイレも済ませます。
ドライブ中の注意点
ドライブ中は犬にあまりかまわないようにしましょう。
犬は飼い主の態度や雰囲気にとても敏感です。人間があまりにピリピリして緊張していると、犬にもそれが伝わり余計に不安がります。
様子を見るのは大事ですが、心配しすぎて逆に不安を煽らないように、そっとしときましょう。
うちの犬は緊張しているときは、あくびを連発します。はじめて車に乗せたときは、あくびを連発しながら恐怖からかブルブルと体を震わしていました。
人間の車酔いの原因も同じですが急ハンドル、急ブレーキは止めましょう。エコ運転が一番です。
犬がはあはあと舌を出していたり、大量のよだれを垂らしているときは、車酔いの可能性があります。可能でしたら車を停めて休憩を取ってあげて下さい。
休憩をしっかり取る
犬の様子を見ながらですが基本1~2時間に1回は車を停めて休憩してあげましょう。外に出して気分をリフレッシュさせるためにも軽く散歩をし、トイレもさせて下さい。新鮮なお水も上げて下さいね。
はじめの休憩は早めにとって2回目の休憩は少し伸ばしてあげるなどの工夫をしてあげると、長時間のドライブでもリフレッシュが出来て良いと思います。
大量のよだれは車酔いのサインなので、車酔いが酷い犬の場合はよだれを出す前に休憩を取ってあげるのがベストです。
また、酷い場合は病院で犬用の酔い止めを処方してもらって下さい。
間違っても人間用や子供用の薬はあげないで下さいね。
車に放置しない
当たり前ですが、犬を車の中に放置したまま車から離れないで下さい。夏場だとエンジンを切ってエアコンが動いていない状態だと車内の温度は、すぐに50℃以上になります。大変危険です。
どれだけ短時間でも交代で車の中にいてあげて下さい。
温度管理
夏場の車内は、熱中症になりやすくとても危険です。車内での熱中症対策は後で詳しく紹介しますが、エアコンは必ず付けて下さい。
また、乗り込む前の車内の温度にも注意して下さい。必要なら先にエアコンを付け温度を下げとく必要があります。
犬を車に乗せる場所は?
正直、助手席で抱っこして外の景色を見ながらのドライブが楽でついついやってしまいます。窓から顔を出すのもとてもかわいいですが、万か一のことを考えると大変危険です。
なので、特に長時間の車での移動でしたら必ず、クレート=キャリーに入れて車に載せるが必須だと思います。
乗せる場所
何より、車の揺れが車酔いの原因になりますので、しっかりとクレートを固定できる場所に乗せるようにしてください。
後部座席の隙間
後部座席の隙間にクレートを置くことも揺れを防ぐことができますが、車の種類によっては走行中に床が熱くなることもあるので、その確認が必要です。
また、後部座席の隙間だと空気の流れが悪くなることも考えられますので、その点にも注意して下さい。
助手席などのシート
小型犬や中型犬でしたら、やはり座席のシートにシートベルトでクレートを固定するのが一番、安全で安心だと思います。
荷台
ハッチバックなどの車などでしたら、荷台に固定します。特に大型犬でしたら、シートにクレートは乗らないので荷台になりますね。
その際、クレートの横に他の荷物を詰めて動かないように固定すると揺れが少なくなります。ただしクレートの左右の壁全体に他の荷物を置くと、空気の流れがなくなりますので必ず、横に詰める高さには注意して下さい。
クレートに入れる物
クレートの中に普段使っているタオルなどを入れとくと犬も安心しますし、揺れを少しでも防げるのでオススメです。
大切なこと
クレートをしっかり固定し、揺れを防ぐことが車酔い対策になりますが一番大切なことは、車内の温度管理とクレート内の温度管理です。特に大事なことなので、しっかりと解説したいと思います。
犬の車の中での暑さ対策
安全のために、クレートでの移動を想定しています。
エアコンをつけるのは当然ですが、犬は寒さより暑さに弱いので設定温度は人間よりも少し低めの方がいいです。また大事なことは、空気の循環なので、クレートに風が入るかどうか確認して下さい。
暑さ対策と熱中症対策は基本的に同じなのです。特に熱中症は温度も重要なのですが、風通しが悪く空気の循環が悪いのが原因となりますので、そこにも注意して下さいね。
車内の暑さ対策
直射日光
エアコンを付けていても、クレートに直射日光が当たるのは避けて下さい。簡単に直射日光を防ぐには、吸盤付の窓ガラスに張る「サンシェード」です。
普段から車に良く乗り、紫外線などを防ぎたい方には窓ガラスにUVカットのできるフィルムを貼ることをオススメします。
風を循環させる
直接、エアコンの風が当たるのはあまりよくありませんが、クレート周りの空気は循環させられるようにして下さい。小さな扇風機で風を送るのも有効です。
クレート内
クレート内にタオルで包んだ保冷剤や、下にアルミプレートを敷くのも効果的です。
クレート外
荷台などで温度が高くなりそうなら、クレートの回りに凍らせたペットボトルを配置して周辺を冷やして下さい。
その他
休憩後などで車に戻ってきたときの車内やクレート内の温度にも気を付けて下さいね。
炎天下での駐車は、すぐに車内の温度も上がるのでなるべく日陰に駐車したほうが良いです。車内が暑ければ、先にエアコンを掛けて温度を下げるのも必要です。
まとめ
長時間のドライブは人間でも非常に疲れるものです。適度に休憩を取りリフレッシュすることが大事です。
こまめに休憩をとりながら、山や川でのキャンプを楽しんで下さい!!